子宮頸がん22 術後一日目
こんなに管が私を苦しめるとは…
点滴(何本入っているのやら)
両腹からドレイン(余分な血とリンパ液を流す管)
そして尿管。
―☆―☆―☆―☆―☆―
HCUから個室へ。
大きめの部屋。
ナースステーションの隣。
場所的には重病人扱い(?)
もちろん意識はあるが、
ふらふら、ふらふら…
「○○さん、はい、歩いてみましょう!」
とぐいっと起こされる。
痛っ、たっ、たっ、たっ…
もう何が何だか…
自分の体さえ支えきれないのに…
「はい、立ってその場で10歩!」
思わず、
「無理ーーーーっ」
と叫んだが、
(これをしなくては早く家に帰れない。)と思いその場でちいーーーーさい10歩する。
「はい次、ドアの向こうまで歩いてみましょう!」
(まじか~泣!)
(…でも早く家へ帰りたい!)
点滴棒と看護師さんに支えられ
うっ、うっ、うっ…歩く。
「はい、オケーです!この調子でこれから頑張って歩いてください!!」
頑張って歩いたら、家に帰れるだよね?
だったら頑張る。
そして歩いたと言うことで何か合格点をもらい、何かのチューブが外された。
その日は痛み止の影響で一日中うとうと、うとうと。。。目を開けてられない。
そこへ、白衣を着た先生?研修医?
声のトーンが高い。髪の毛も短くない。
女?男?…
麻酔科から来たらしい。
どうやら私は人工呼吸気をいれるのが楽だったらしいく、今後の研究、開発に役に立つよう顔写真、骨骼写真を撮らせてくれと言う。
今!?今日!?
大学病院らしい。。。
仕方がない。
疲れはてた最高にブス顔を色んな方面から撮られる。
たまに「頭をぐーーーーっと後に天井よりもっと向こう側見て…」
みたいなを注文をうける。。。
はぁ、疲れた。
でも、それって本当今日じゃなくてもいいんじゃない?
眠くて、眠くて、実際この人が本当に麻酔科医から来ている人ですら分からない。。。
その後の事は記憶にない。。。
歩け、歩くんだ!!