子宮頸がん21 術後HCU
術後は予想以上に大変な事ばかり。
この状況を知っていたら、逆に手術前は不安で一杯だったと思う。
知らぬが仏…?
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HCUでは、モニターの音と
ただ、
ただ…
腰が痛い!!
色々繋がれているので身動きができない。
腰を浮かし、ほんの一瞬だけ痛みから逃れる。
…一瞬だけ。
「腰が痛い…」
と訴えると、枕を左右どちらかの腰の辺りに入れてくれるが何の役にも立たないのですぐ外して貰う。
意識は朦朧。
頭のなかは、手術前いつも娘とよく聞いていた曲がぐるぐるリピートする。
イヤーワーム現象だ。
強いストレスを感じる時に起こるらしい。
そして、こんな状態なので熟睡できるはずもなく、いつもうつらうつら夢を見ている状態が続く。
内容ない夢ばかり。
ただ、芸能人がよく出てくる。
好き、嫌い関係なく。
さんまちゃんがテレビで、
「俺たち芸能人は気が人より多いから、その気を人々に与えなければいけないんだ。」
と言っていたのを思い出した。
芸能人の夢を見ることで、今最大に弱っている私の体に何かしらの気(パワー)を貰っているのかな…なんて勝手に解釈。
この二つの状態はHCUから一般病棟に戻った後三日間ぐらい続いた。
HCUでは時間感覚は全くない。「何時かな~?」なんて確認するほど気力もない。
一晩そこで過ごし、朝(?)目を明け、看護ヘルパーさんに水を飲ませてもらい。歯を磨いて、薬のんで、その後一般病棟に戻る。
HCUから一般病棟に戻る道がまた試練。
運ばれている最中ガタンっと言う度に痛い。
何だこの痛みは!?!?!?
ガタンっ
「OUCH(アウチ/痛いっ)!!」
こう言うとっさな時は英語がでる。
ガタ、ガタンっ
「あぅ!!あぅ、あぅ アウチィ……………………(泣)」
これが傷に響くと言う痛みらしい(泣)。
術後はこのスケジュールとにらめっこ。